blenderソファの作り方【簡単な家具のモデリング】
blenderでインテリアデザインをする際に欠かせないのが、ソファのモデリングです。素敵なリビングには、ぜひおしゃれなソファがあるといいですよね。
でも、ソファのモデリングをする際に、どうやって座り心地良さそうな丸みを帯びた形を表現するかと悩んでいる人もいるかもしれません。この記事では、blenderで簡単にソファを作る方法をご紹介します。
blenderソファの作り方
キューブからソファの土台を作る
まずはじめに、ソファの土台となる部分を作ります。デフォルトのキューブのXYZ軸それぞれの方向のサイズを変更します。
作りたいソファが2人がけか3人がけかによってもサイズは異なりますが、このページの一番上の画像のような2人がけのソファを作るとすると、幅が1.8m、奥行きが65cm、厚みが20cmくらいになります。
ループカットツールで分割する
次に、タブキーを押してオブジェクトモードからエディットモードに切り替えます。エディットモードの画面左側に並んでいるアイコンの中から、ループカットルーツを選択します。
マウスをオブジェクトにかざすと黄色の線が表れます。その状態で一度クリックすると、左下にループカットの詳細設定パネルが現れるので、そこで分割数を指定します。ここでは6つの切れ目を入れて7分割にしています。
同様にして、横方向にも分割します。ここでは2つの切れ目を入れて、3分割しています。
サビディビジョンサーフィスモディファイアを適用
続いて、画面右下のプロパティパネルで、モディファイアタブをクリックし、サブディビジョンサーフィスモディファイアを選択します。設定の値をレベル3に上げると、角ばっていた直方体が丸みを帯びてマットレスのような形に変化します。
ここで問題なのが、このモディファイアを適用しただけの状態だと、ソファのマットレス部分にしては、角が丸みを帯びすぎているという点です。よってもう少し角がわかるような形に変化させる必要があります。
そのためには、エディットモードと書かれているすぐ右側のところから、点の選択を線の選択に変え、オプションキーを押したあと、直方体の端の辺の次のところに当たる分割ラインをループ選択(一周する選択)します。
それから、「G」キーを押した後に「Y」キーを押し、Y軸方向に直方体の端の辺に近づけるように移動させます。反対側と横方向の分割ラインに対しても同様の作業を施します。
4方向にこの作業を行うと、ソファのマットレスらしい丸みを帯びた角のある直方体になります。
ソファを組み立てる
ここまでの作業で、ソファを形成するマットレスの作り方の基本をご理解いただけたと思います。ここからは、複数のマットレスを組み合わせることで、ソファの腰掛けや背もたれ、肘掛けの部分を作っていきます。
半分のサイズの直方体を作る
ソファの土台となる部分の半分のサイズの直方体を作ります。
それから、先ほどと同じ要領で、直方体を囲む辺に丸みを付けていきます。
半分のサイズのマットレスを複製する
半分のサイズのマットレスができたら、右クリックで複製し、ソファの土台部分にうまく乗っかるように、2つのマットレスを並べます。
ソファの背もたれを作る
今度は今作った2つの小さいサイズの直方体をさらに複製して、Y軸方向に90度回転させて、ソファの背もたれ部分を作ります。
ソファの肘掛け部分を作る
さらに、小さいサイズのマットレスを2つ複製します。「R」キーを使って回転させ、「G」キーを使って位置を変え、「S」キーを使ってサイズを変えて、ソファの肘掛け部分になるように調整します。
位置やサイズを合わせるときは、3Dビューポートの視点を変えると便利です。ソファの肘掛けの大きさや位置を合わせるには、Y軸方向から見るとうまく調整することができます。
ソファの完成
これで簡単なソファの完成です!もちろん、もっとリアルなソファを作りたい人は、背もたれ部分の後ろの支え板を付けたり、背もたれの角度を調整したりすることができますね。
このページのトップの画像では足を付けて、モダンな欧州風ソファにしています。さらに、3人がけソファにしたい場合は、マットレスを2枚ではなく、3枚にすることで、さらに大きなソファや、コーナーソファを作ることもできます。
まとめ
どんなソファをモデリングするにしても、サブディビジョンサーフィスモディファイアを使って直方体に丸みを帯びさせるのがポイントです。角の丸みの調節の仕方もわかったと思うので、ぜひ素敵なソファをデザインしてみてください。