blender金属の光沢の付け方

ジュエリーやインテリアデザインをするのに欠かせないマテリアルが金属ですよね。この記事ではblenderでゴールドやシルバー、ローズゴールドなど金属の光沢を表現する方法について説明していきます。

blender金属の光沢の付け方

マテリアルの作り方はなかなか奥義が深いようですが、この記事ではできるだけ簡単に金属の質感を出す方法を説明したいと思います。ノードは使いません!

とはいえ、金属のマテリアルはレンダーエンジンによってかなり差が出るようなので、イーヴィー(Eevee)とサイクル(Cycle)、それぞれの簡単な質感の作り方をそれぞれご紹介することにします。ちなみに上の画像はサイクルでレンダーしたものになります。

Eeveeで金属の光沢をつける方法

デフォルトではイーヴィーに設定されているので、まずはイーヴィーでレンダーする場合の金属の光沢について見ていきましょう。こちらは選択肢が少ないので、とても簡単です。

Glossy BSDFを選択する

画面右下のマテリアルタブのところの設定を変えていきます。サーフィスの設定をデフォルトの「Principled BSDF」から「Glossy BSDF」に変えます。

ラフネス

ラフネスの値を「0.15」に設定します。これしか、変更できる値がないので、とてもシンプルですね。ラフネスは表面の光沢の度合いを表すもので、値が0に近いほど光沢があり、1に近いほどマットな質感になります。

ということであれば、光沢を出すためには「0」がいいのでは?と思われるかもしれません。でも値を0にしてしまうと、光の反射する感じがあまり出ず、金属らしく見えません。よって「0.1」から「0.2」くらいの間の設定にすると金属らしい光沢を出すことができるのです。

カラー

もう一つ変えることのできる要素がベースとなる色ですね。ゴールドにしたければ黄色味の強い色を選択肢、シルバーであれば白から青味がかった色を選びましょう。

画像ではオレンジを選んでブロンズのようなマテリアルになっています。さらに、ローズゴールドはピンクよりのオレンジに近づけていくとちょうど良い色味になります。

イーヴィーでの金属の光沢の付け方はこれだけで完成です!

Cycleで金属の光沢をつける方法

今度はレンダーエンジンをサイクルの変えてレンダーする場合の光沢の付け方について見てみましょう。

Principled BSDFを選択する

先ほどとは異なり、マテリアルタブのサーフィス設定はデフォルトの「Principled BSDF」で行います。Glossy BSDFよりも、値を変更できる項目が多いので、より細かい質感を付けることができますが、一番重要なのは次の2つの項目になります。

メタリック

1つ目はメタリックの値です。金属の光沢ですからその名の通りメタリックです。値が1に近いほど金属らしくなるわけですが、こちらの設定も1にはせずに「0.95」くらいにすると、一番金属らしい光沢を出すことができます。

ラフネス

もう一つ重要な項目はラフネスです。こちらはイーヴィーのラフネスの設定とは異なり、「0」に設定してしまっても大丈夫です。ツルツルの金属の光沢を出すことができます。表面の光沢を少し抑えたいようであれば、この値を少しあげることで、金属の質感を調整することができます。

カラー

こちらも色を変えることで、ゴールドやシルバーなど異なる金属を表現することができます。

まとめ

以上が、イーヴィー、サイクルそれぞれで一番簡単に金属の質感を出す方法になります。ジュエリーデザインなどにもぜひ活用してみてくださいね。

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