海外に移住する方法【ビザの種類別オプション】

海外に移住する方法

海外への移住を考えているけれど、一体どうすれば実際に海外に移住することができるのかわからない、何を基準に国を選べばいいかわからない、という人のために、この記事では海外に移住するためにまず知っておきたいビザの種類についての説明をしていきます。

私自身はロンドンを拠点に生活しているものです。現在はいわゆる「永住権」を持っていますが、国際結婚で移住したわけではないため、20代前半の頃から様々な種類のビザを利用して海外ベースの生計を立ててきました。海外で合法的に暮らし、仕事をしていくために、ビザを取得の計画をしっかり立てることが重要だと自分自身の経験から言うことができます。

海外に移住する方法
・海外に移住したい理由は何か
・行きたい国か、やりたいことか
・ビザと共にキャリア計画を立てる

基本的なビザの種類
・学生ビザ
・ワーキングホリデービザ
・就労ビザ
・配偶者ビザ
・スタートアップビザ
・フリーランスビザ

海外に移住する方法

海外に移住したい理由は何か?

意志あるところに道はできるとは言ったものですが、もしあなたがどうしてもこの国に住みたいという夢を描いているのであれば、そこに住むことは必ずできると思います。自分自身も最初はホームステイでちょっと訪れただけのイギリスに、実際に住んで働くようになるなんて思っていませんでした。

ただ、人の人生というのは他に考慮しなければいけない様々な別の要素があります。そういった要素としては仕事、家族、趣味などが考えられますね。今あなたが海外に移住したいと思っているのだとしたら、まずなぜ海外に移住したいと思っているのか自分に問いかけてみてください。

それはある国への憧れですか?自分のやりたい仕事がその国にあるからですか?自分の趣味がその国で盛んだからですか?それとも、とにかく日本から出てどこか違う場所に住みたいと思っているのでしょうか?理由はなんでも構わないのですが、理由によって次に進むステップが異なるのです。

行きたい国か、やりたい仕事か

例えば、ある国のことが大好きで、なんでもいいからその国に住みたいと思っているのだったら、学生としていくこと、ワーキングホリデーで行くことなどのオプションが考えられます。逆に海外で起業しようと思っているのであれば、スタートアップに有利なビザがある国という基準で選び、それがどこになるにしろビジネスに有利な国を選ぶということが可能です。

私が最初にイギリスに住み始めたきっかけはイギリスの大学院に入るためだったのですが、そもそもなぜイギリスを選んだかというと、自分の専攻だった科学史の影響で、ニュートンやダーウィン、マックスェルという偉大な科学者を生んできた国だという憧れがあったからです。これは単なる憧れなので、行動計画は漠然としていますが、当時はちょうど大学卒業という時期だったので、大学院留学という形でイギリス移住を実現しました。

ビザと共にキャリア計画を立てる

私の知り合いでイギリスに移住しようとやってくる人の中には、F1チームで働きたいという人がかなりたくさんいます。モータースポーツが大好きなエンジニアやメカニックが就職のチャンスを求めて、多くのF1チームの工場があるイギリスにやってくるのです。彼らの最終目的はF1チームで働くことなので、決して就労ビザを取るのが楽ではなくても、イギリスという国を選ぶ必要があります。

私の友達の一人は、まず最初は学生ビザで語学学校に通って英語力を上げ、ワーキングホリデービザを取得して自動車関連会社でインターンをし、その後就職し、最終的にF1チームに就職してスポンサーシップベースの就労ビザを取という形で夢を実現していました。

このように自分の海外移住の目的に合わせて、ビザを選び、長期滞在の戦略を練ると海外移住の夢もキャリアでの成功もうまく行くのです。

ビザ申請代行や弁護士を使うべきか?

もし受け入れ先の国の会社の法務部の人が書類を確認してくれるというのであれば、ぜひお願いしたほうがいいと思います。専門家にチェックしてもらうと楽ですし安心です。でもビザ申請代行の業者を使う価値はないと私は思っています。私は一度も使ったことがありませんでしたが、申請に失敗したこともありませんでした。

結局最終的にチェックするのは申請国の機関なので、法律で決められている以上のことは起こりません。よって代理店を経由したからといってあまり有利になることはないのです。ただかなりのページ数の書類を一人で記入していくのはそれなりに大変な作業なので、その国の言語が得意な人に相談するのはプラスになると思います。組織が政府と癒着して取引をしているような国でない限り、莫大な料金をビザ代行業者に払う価値はまずないと思います。

基本的なビザの種類

ビザのシステムはそれぞれの国の移民政策に基づき、法律で細かく取り決めがされています。でもどこの国にも必ずと言っていいほど似たようなタイプのビザがあるので、まずその概要を掴むとそれぞれの国のビザのことを調べるのにも楽になります。

ビザの制度はかなり複雑なこともあり、その情報のすべてを掴むのにかなりのページのサイトを読まなければならないこともあります。ですから概要を掴み、大体のあたりをつけた上で、自分の状況と照らし合わせながら詳細を確認していくと効率が良いと思います。

学生ビザ

どこの国に移住するのであっても、もっとも敷居が低いのは学生ビザです。学生ビザというのはその国の教育期間に学費を払って籍を置き、それを元にビザを取得する方法です。教育期間と言っても大学や大学院である必要はなく、その国が認めているビザ支給の対象となる教育期間であればなんでも構いません。一番よくあるのは語学学校に籍を置くというやり方です。語学学校であれば、入学資格が必要なわけでもないですし、学費さえ払えばその学校の生徒になることができます。通常学費を払った分だけの期間は学生であることが認められ、その国に滞在して学校に通うことができるようにビザが発行されます。

ワーキングホリデービザ

ワーキングホリデービザも比較的敷居が低いビザと言えます。ワーキングホリデービザは2国間の合意に基づくものであるため対象となる国の数は限られていますが、基本的には年齢制限をクリアすれば誰でも申請することができます。1年間に発行されるビザ数に限りがあるため、申請者が多いと抽選ということもありますが、最近は海外に行こうとする若者が減っていることから、ワーキングホリデービザの競争率はそれほど高くないようです。1〜2年の間

就労ビザ

こちらは企業などの組織に雇用されて、その雇用主にスポンサーとなってもらってビザを取得するという形態のビザです。ビザを申請する前に就職が決まっていないといけないので、日本の海外就職サイトなどを使って就職活動をして仕事を見つけてから移住するか、あるいは学生ビザやワーキングホリデービザを使って先にその国に行き、そのビザの滞在期限内に就職活動をして仕事を得たあと、スポンサーシップベースの就労ビザに切り替えるという方法が考えられます。

配偶者ビザ

国際結婚すると、お相手が持っている国の居住ビザを取得することができます。世界にはビザの取得を目的に結婚する人もいるため、実質上の結婚であるかどうかをチェックするような制度がビザの申請過程に導入されている場合もありますが、基本的にはビザを申請する国で通用する結婚証明書(あるいは公式の手続きを踏んだ翻訳など)があれば配偶者ビザを取得することができます。配偶者に限らず、子供など扶養家族に入る人も同じ原理でビザを取得することができます。

20代前半でイギリスにやってきたばかりのときは、そのうち私も結婚して配偶者ビザに切り替えればイギリスに住み続けられるなんて思っていたこともありましたが、結婚するよりも先に自力で永住権が取れてしまいました(笑)

スタートアップビザ

ITやテクノロジー関係の産業の活性化のために、可能性のあるビジネスを招致することを目的に起業家に対して発行されるビザです。海外での起業を目指す人はぜひこのオプションを検討されるとよいと思います。ただ、もちろんビザ申請は法的な手続きですので、政府指定の団体などから承認を受ける必要があったり、出資金の最低額があったり、その国で従業員を雇用することを求められたりする場合があります。それぞれの国のスタートアップビザを比較して、自分のビジネスに条件的にも有利な国を選ぶことをおすすめします。

フリーランスビザ

デジタルノマドの増加とノマド経済の成長に伴い、最近導入している国も増えていますね。これまでの業績を示す、指定の団体からの推薦を得る、あるいは家を借りたり初期費用を払ったりしてその国へのコミットメント示すなど国によって基準は異なりますが、昔に比べると会社に所属しなくても取得可能なビザが増えてきました。つまりスキルや実力があれば、海外移住のチャンスはあるということです。ヨーロッパだとドイツ、オランダ、チェコあたりがフリーランスを優遇していることで知られています。

一度きりの人生、思い切って世界に飛び出してみるのは面白いと思います。いつだって戻りたくなれば日本には戻れますから大丈夫です。あなたにぴったりの国とビザ見つかることを祈っています。

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