blender机の作り方【簡単な北欧風デスクのモデリング】
blenderで机を作るにはどうしたらいいのでしょうか?机は直線や平面の組み合わせでモデリングをすることができるので、blender初心者でも簡単に作ることができるものの一つです。
机や椅子のモデリングは、インテリアデザインにも使うことができますし、家具のデザインをするのにも使うことができます。いろんなデザインの机がありますが、この記事ではおしゃれな北欧風の机の作り方について見ていきたいと思います。
blenderで机のモデリング
それでは早速、このページの一番上の画像のような机を作ってみましょう。
キューブを長方形にする
まず最初に、机の天板と収納になる部分をキューブから作っていきます。デフォルトのキューブのXYZ軸それぞれの方向の長さを変えて、立方体を直方体に変えます。
ここでは便宜的に、X軸1m、Y軸2m、Z軸40cmとちょっと大きめにしていますが、サイズは実際に作りたいもののサイズを考えて設定するのが基本です。
ループカットツールで切れ目を入れる
続いて、直方体をX軸方向にみた状態で、切れ目を入れていきます。X軸方向にみるためには、3Dビューポート右上のXYZと書いてある3色の軸の、赤いXの印をクリックします。するとYZ平面でこの直方体をみることができます。
タブキーを押してオブジェクトモードからエディットモードに切り替え、左下あたりにあるループカットツールを選択します。マウスを動かして直方体にかざすと、黄色の線が現れます。この線をドラッグして、縦方向に4箇所、横方向に2箇所の切り込みを入れていきます。
切り込みを入れる際には、背景にあるマス目を利用すると均等に入れることができます。上記の図ではちょうど机を構成する板の厚みが、1つのマス目のサイズになっています。
それができたら、今度は視点をZ軸方向に変えて、更にもう一箇所切り込みを入れます。これは収納部分の奥の板になる部分です。
手前の面を削除する
合計7箇所の切り込みを入れることができたら、今度は収納部分を作るために、手前の2つの面を削除します。エディットモードと書かれている右側の面の選択をクリックして、該当する2つの面を選び、右クリックで消去してしまいましょう。
点を繋いで面を作る
続いて、面の選択から点の選択に切り替え、収納内部の厚みを持たせるべき場所に面を構築していきます。面を取り囲む4つの点をクリックし、「F」キーを押すと、面を作ることができます。ちなみにこのショートカットは「Fill」のFから来ています。
同様にして、左右両方の収納ボックスの内側の全ての面を作っていきます。上下、左右、真ん中、奥と合計8つの面が必要です。
これができたら、収納部分を含めた机の天板部分の完成です。
blenderで机の足を作る
続いて、机の足の部分を作っていきます。
シリンダーを追加する
机の足は、シリンダーメッシュを元に作っていきます。オブジェクトモードに戻したあと、追加メニューからシリンダーを選択し、サイズを変更します。こちらも便宜的にX軸10cm、Y軸10cm、Z軸1mに設定しています。
天板と足の位置が合うように、天板をZ軸方向に移動させて押し上げておきましょう。
机の足の下側の部分を細くする
スタイリッシュな欧州デザインの机の足は、上部よりも下部の方が少し細くなっています。よって、シリンダーを回転させて机の足の床につく方のサイズを変えます。XY軸方向のサイズを0.6くらいに減らしておくと、ちょうど良いバランスになります。
机の足を複製する
机の足は4本必要ですので、シリンダーを複製します。右クリックでコピーペーストを繰り返してもいいですし、右クリックで複製をクリックして作っても構いません。
それができたら、それぞれの足の位置が左右上下対象になるように、位置を設定します。4本の位置が決まったら、シフトキーを使って4本まとめて選択し、右クリックで4本の机の足を結合してしまいます。
机の足に傾きを付ける
欧州風デザインの机は、天板に足が真っ直ぐについているわけではありません。ちょっと傾いているのがおしゃれです。よって足が傾くように、床に着く側の面を移動させていきます。
机の手前側になる足の下側の側面を2つまとめて選択した後、Y軸方向から見た切り替えます。それから移動させるために「G」キー、続いて「X」キーを押してX軸方向にのみ足の下部を移動させます。
X軸方向から見た状態でも、同じように2本ずつまとめて足を動かしていきます。X軸Y軸方向に2回ずつ、合計4回この作業を繰り返すと、全ての足が少し傾いた状態になります。
blenderで作る机の完成
これでおしゃれな北欧風デザインの机が完成です!このページトップの画像では、天板を少し光沢のある白に、そして足には明るめの色の木のテクスチャをつけて、おしゃれな机を作りました。
まとめ
家具のデザインはblender初心者でもやりやすく、とても楽しいので、ぜひいろんなデザインの机を作ってみてくださいね!