英語のFとVの発音【正しく発音するコツ】

FとVの発音

英語の「f」と「v」の発音は、単語によって日本語の「ハ行」の音や「バ行」の音と混同してしまうことがあるので注意が必要です。「f」と「v」の2つの音を正しく発音するためには、上の歯を下唇に触れさせて音を出すのがポイントです。この記事ではどうすれば綺麗に発音できるのかについて詳しく説明していきます。

英語のFとVの発音

/f/と/v/を発音するときの口の形は全く同じですが、/v/が無声音であるのに対し、/v/は有声音であるという違いがあります。無声音と有声音の違いについては『英語の子音:発音記号と読み方』の記事に詳しく書いていますが、簡単にいうと無声音は声帯を振るわせず、いわゆる「声」を出さないのに対し、有声音は声帯を振るわせて声を出す、という違いがあります。

/f/の発音

BBC Leaning Englishのページに綺麗なRPで/f/を発音しているビデオがあるので、まずはこの音を真似てみると良いと思います。発音のポイントは以下で詳しく説明していきます。

/v/の発音

BBC Leaning Englishのページの/v/の発音ビデオはこちらです。

FとVの音を正しく発音する方法

発音するときの口の形

「f」と「v」の音は両方とも上の歯を下唇に触れさせて音を出す、唇歯音(Labiodental)と呼ばれる音です。前歯で下唇全体を抱え込むように噛んでしまうと、わざとらしい発音になり、また自然な発話のスピードにこの音を入れ込むのが難しくなってしまいます。下唇を噛むというよりは、下唇の内側に近い部分に軽く触れるイメージで当てると発音しやすくなります。

鏡を見ながら上の歯の下唇への当たり方がどれくらいになっているか確認しながら調節してみて、もっとも自然な音に聞こえるところを探ってみると良いと思います。歯の当て方が決まったら、「f」と「v」の音がでてきたときにはその口の形になるように意識して発音するようにしましょう。

音の出し方

「f」と「v」の音は両方とも摩擦音(Fricative)と呼ばれる部類に区分される音です。これは、空気を口の中に作った隙間を通すことでできる音で、「θ」「ð」「s」「z」なども同じ部類に区分されています。よって上記のように上の歯を下唇に触れさせることで隙間を作り、そこに空気を通すことで摩擦が起こってできる音ということになります。

とくに有声音である「v」の音は、しっかりとお腹のあたりから空気を持ってくるイメージで発音しないと、摩擦の音を作るのに十分な呼吸になっていないことがあります。腹式呼吸で空気を吐き出しながら歯と唇の間の隙間に摩擦を起こすと正しく発音することができます。

カタカナの音との対応

Fの発音は「ファ行」の子音

「f」の発音は、「fun」や「fantasy」のように、カタカナ語が「ファ・フィ・フェ・フォ」で当てられていると、私たち日本人は自然と上の歯を下唇に触れさせて発音していますが、「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」の音として理解している場合には、間違った発音をしている可能性があります。

例えば、

coffee

という単語がありますが、カタカナで書くと「コーヒー」となるため、「ヒー」の部分を「he」という単語のように発音してまっているのをよく耳にします。「ヒー」というカタカナを発音してみると、私たちの歯はどこにも触れていない状態なのがわかると思います。「coffee」の発音をカタカナで表すなら「カフィ」とする方が良いと思います。「フィ」というと上の歯が下唇に触れるようになります。次の単語についても同様です。

football

「フットボール」というと、「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」の「フ」、つまりローマ字の「hu」のように発音しているのではないでしょうか?「f」の音は必ず上の歯と下唇の間に接触が生じる発音ですので、「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」の発音にならないように、「ファ・フィ・フ・フェ・フォ」というときの発音を意識してみてください。

Vの音は「ヴァ行」の子音

「v」の発音は、カタカナで書くと「バ・ビ・ブ・ベ・ボ」のいずれかの音が当てられていることが多いです。例えば「ベリー」などがその例です。

very

日本語の「バ・ビ・ブ・ベ・ボ」の音は、英語の「b」の音で、上唇と下唇を合わせてから離すことでできる音なので、「v」とは口の形が違っています。それゆえにカタカナ語で「ヴァ・ヴィ・ヴ・ヴェ・ヴォ」などと書いて、上の歯と下唇が触れることで出される音と区別されています。よって上記の例は、「ベリー」ではなく「ヴェリ」になります。次の例も同様です。

move

カタカナで書くと「ムーブ」となりますが、日本語の「ブ」の音を発音すると、上下の唇は触れ合うものの、歯に触れることがないのはお分かりかと思います。よってこちらも「ムーヴ」という、「ブ」とは違う口の形になる音であることを意識してみてください。

まとめ

何度もしつこく書きましたが、「f」と「v」の発音は「上の歯と下唇が触れる」というところがポイントです。適度な触れ方を見つけると同時に、腹式呼吸も意識して発音すると綺麗な英語の音になると思います。

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